子育て日記

子どもの自己肯定感を高める育児

みなさんこんにちは(^^)
あぷちぃです。
今日は子育てブログらしく2歳になる娘の子育てについてです!
人生を生きていく上で重要といわれる「自己肯定感」を育てるために私達の取り組んでいることについて記載します。

自己肯定感とは?

自己肯定感を大まかにいうと「自分を肯定する感覚」のことです。

自己肯定感があると・・・

①いろいろなことに興味があって、何ごとにも積極的に取り組める
②失敗しても落ち込みすぎない
自分の気持ちも周りの人の気持ちも大切にする
④他人と自分を比べすぎない
⑤人前でも物怖じせず、堂々と振る舞ったり、話したりできる

など・・・・

自己肯定感が高ければ高いほど自分を信じて、どんなことに対しても「前向き」に生きていけると言われています。

私たちの原点となった考え方

娘が生まれてから読んだ岸見一郎氏の『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』は今まで私が読んだ本の中で一番の衝撃でした。
「こんな考え方があったのか!」と素直に思いました。
まだ読んだことがない人はオススメなのでぜひ!

私の印象に残った言葉として・・・

①怒りは捏造される!
②人生は他者との競争ではない
③承認欲求の否定
④他者との課題の分離
⑤しかってもいけない、ほめてもいけない

以上の5つです。
どんな内容なのなのか順番に説明していきます。
ネタバレしたくないって方は飛ばしてください…

アドラー心理学の感銘を受けた言葉

①怒りは捏造される!

人は自分の主張を通すために「怒りを捏造(ねつぞう)する」という内容でした。

例えば・・・

怒
なんでそんなことしたの💢!!!!
涙
だって…だって…

ここで電話が鳴ります チリンチリン☎︎

笑
はいもしもし♪あぷちぃです♪

電話終了・・・

怒
まだ理由きいてないわよ💢!!!!

ということが日常で起きたりします。
「怒り」という感情を「捏造(ねつぞう)」できる例でした。

アドラー心理学において、人は「目的」に沿って生きているという考え方の事例です。
この事例では母親は子どもに対して叱っているように思えます。
しかし「目的論」で考えてみると、子どもに対して威圧し、自身の主張を押し通すために怒りの感情を使ったとも考えることができます。

私はこれを読んで確かに自分の主張を押し通すために怒りという感情を利用しているかもしれないと思ったのです。

目的論を知って、子育てしながら「あーイライラする」って時も、子どもに怒りをぶつけるのは違うかなと「ハッとした瞬間」に思えるようになりました。
完璧には怒らないことは難しいですが、昔より怒りのコントロールができているような気がします…
それでもなかなか感情のコントロールはなかなか難しいですよね・・・

②人生は他者との競争ではない

これは劣等感の中の話で出てきた言葉です。

”健全な劣等感とは「他者との競争」ではなく
「理想の自分との比較」から生まれる物である”

常に他者との競争が基本になっている現在において、
自分自身の内面と向き合う重要性を感じた言葉でした。

他者と比較をしなくてもいいんだ!」

っと思えたことも自分自身に勇気が持てましたね♪

例えば子どもが着替えしたくない!みたいな場面で・・・

父
〇〇ちゃんはできてたのに、(娘名前)はできないの?

こうつい言ってしまいそうですが…
他人との比較ではなくて、子ども自身の理想を確認しながら声をかけられるといいかなと思っています!

着替えていない娘をみて

父
〇〇ちゃんはどうしたかったの?
娘
遊びたかった!
父
そうだよね!遊びたかったよね!(気持ちの受け止め)
パパは〇〇ちゃんがお着替えしないで風邪ひいたら悲しいな…(I message)
娘
着替えてみる

例えばこんな声かけをして、他人との競争をあおらないようにしたいなと思っています。

現実世界で競争を意識しないことはかなり難しいと思います…

③承認欲求の否定

人には必ずありそうな「誰かに認められたい!」という欲求でさえ
アドラー心理学では「否定」します…
「もう何を信じて生きていけばいいのか!」って思う人もいるかもしれません…

なぜ承認欲求が否定されるのかというと

承認や賞賛されるために
①他者を必要とする
②他者の期待に応えようとする
③他者から嫌われないようにする

アドラー心理学では承認欲求に対して

「私達は他者の人生をいきているのか?」

きっと私も含めて皆さんは自分らしい人生を歩みたいはずです!
ではどうしたらいいのか!!

そのためには

「課題の分離」

という考え方が必要です!

④課題の分離

人生において様々な課題があると思います。

課題の分離とは
“その課題が誰のものであるかを明確にし、その課題には踏み込まない”

という考え方が必要です。

例えば
子どもが「勉強する」という課題子どもの課題です。
それに親は「口出ししてはいけない」のです。

先程の着替えもそうです。
着替えるのは子どもの課題なので、親が口出しすべきではありません。

誰の課題を見分けるためには
“選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?”

を考える必要があります。

勉強であればしなくて困るのは子どもですね?着替えなくて寒い思いするのも子どもです。

※ただここで注意しなければならないことがあります。
子どもが何をしているかわからない、命の危険がある行動を黙認するなどの「放任主義」にならないようにしなければなりません。
常に子どものことを見守り、その課題が子ども自身のことであることを伝え、必要があればいつでもお手伝いができることを伝えておくのです。
頼まれもしないのに口出し、手出ししてはいけないそうです。
親がやった方が早いし、正確なんですけどね…

父
お洋服脱いで下さいな
娘
(洋服が引っかかって)できない!できない!
父
(見守る・・・・)
もう一回やってごらん。(娘の名前)ならできるよ!パパおてつだいしようか?
娘
自分でやる!できない!

(服が脱げる)

娘
脱げた(満面の笑みです)

脱げない時はたまにも

娘
手伝ってくーださい

と言ってくることもあります
その時は喜んで手を貸しますよ〜笑

 

最近では子どものほうから「手伝ってください!」「これやりたい」と言ってくるので、ご要望に合わせて動いてます。
困った時はこれ「誰の課題」かを考えるようにしています。
アドラー心理学も子育てもなかなか厳しいですな〜笑

⑤叱ってはいけない、ほめてもいけない

アドラー心理学では「誉めることも、叱ること」もダメです…

しかる
権力に屈しただけ…
ほめる
能力のある人が能力のない人への評価

ほめることは上から見下すようなニュアンスが生じます。

例えば、友人の意見に「よくできました!」とほめたとします。
なんか上から目線なような気がしませんか?
これがほめることの「能力のある人が能力のない人への評価」の正体だと思います。(本当に能力がある人かどうかは置いておいて…)

ほめたり叱ったりするのは、能力のある人がない人への評価であり、縦の関係です。
親子関係であれば、親(能力がある)→子(能力がない)とみてしまう関係ですね…
この縦の関係が、劣等感や他人の課題への介入を生み出します

アドラー心理学では

「しかることや褒めること」は「背後に相手を操作しようとする」

こととしています。
「ムチを使うか、アメを使うか」して相手を操作しようとすることと一緒ですね

じゃぁどうしたらいいねん!!
って思う方もいると思います…
私もそう思いました。

アドラー 心理学の答えは、

「勇気づけ!」

勇気づけとは評価ではなく
「ありがとう」という感謝や尊敬、喜びを伝えることです。
そんなこと?って思うかもしれません…
アドラー 心理学によると、

感謝の言葉を聞いたとき、自分は共同体に貢献できたと知り、自らの価値を実感でき、勇気が持てる

とされています。

子どもとの関わりで

①課題の分離を行い常に見守る
②勇気づけの関わりを行う

この2点が「しかる、ほめる」の代わりに行う関わりとされています。

アドラー心理学を学んで子どもとの関わり

アドラー心理学を知ってから子どもに対して

①怒らないように関われることが多くなった
②他人との比較をすることが少なくなった
③誰の課題かを考え、子どもを見守る態度が取れるようになった
④子どもに「ありがとう!」って伝える回数が増えた

このような関わりの変化を実感できています。
これが子どもの自己肯定感を育む関わりになるかの確証はありませんが、

感謝の言葉を聞いたとき、自分は共同体に貢献できたと知り、自らの価値を実感でき、勇気が持てる”

このアドラー心理学の言葉から
子どもが

①自分はここに生まれてきて良かったんだ!
②自分で価値のある人間なんだ!
③もっとできるようにがんばろう!

って少しでも思ってくれたら、自己肯定感を育むことができているのかな?って思います!
もちろん親の自己満足で終わる可能性もありますが…

親が子どもに授けられるものはなんだろう?

私個人の意見ですが、親から子どもへの最高のプレゼントって

①名前のプレゼント
自己肯定感のプレゼント

と思っています。
もちろん他にもいろいろあると思いますが、「自己肯定感が高い」ことでこの複雑な社会を乗り越えられる力になるのかな?と感じています。

まとめ

今日は私たち夫婦は子育てで

①アドラー心理学から学んだ関わり
②自己肯定感を高める関わり

を大切にしています。
皆さんも子どもに「自己肯定感」という最高の贈り物をしてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

Editor by あぷちぃ